8ミリフィルムに初めてふれたのは、中学生のときでした。ちょうどホームビデオが出てきたころですが、生意気にも「ビデオはダメだ、フィルムだ!」と言い放っていました。中学生のときは、編集はまったくなく、ただひたすら撮りっぱなしのもの。
高校に入ると映画製作部に所属したので、いくらか撮り方や、編集の仕方がわかってきました。このときはいろいろ撮りましたね。内容はそのころにはまっていたSFが多いです。当時好きだったのが星新一さんや筒井康隆さんのショートショートだったので、撮っていたものもSFチックなものが多かったです。今覚えているものは、当時はやった漫画「コブラ」の実写版(宇宙版「ルパン3世」みたいなもの)とかですね。これは、はたから見ていると、高校の廊下を、コブラと同じ格好をして走り回っているだけの映画ですが(笑)。もうひとつは人類が滅亡してしまうことをしでかしてしてしまった高校生の話。高校生がありんこを殺しているシーンばかりの話だったのですが、これはNHK主催の自主映画作品の評価で134本のうち、7位でした。5位以上がテレビで紹介されることになっていたので、とてもくやしかったです。