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長江俊和さん



今月の人- 一覧 -
05年03月:長江俊和さん
05年02月:中谷彰宏さん
05年01月:泉麻人さん
04年12月:南さん
04年11月:木村和久さん
04年10月:成田勝さん




1966年2月11日大阪吹田市生まれ。監督。作家。今回、携帯電話向け連続ドラマ、スカイパーフェクトTV「横浜エイティーズ」を監督。2004年の10月から配信中。携帯向けに企画から撮影までおこなったドラマは業界初。近未来型の試みに期待が高まる。2002年の作品「ゴーストシステム」(角川ホラー文庫)は、原作企画脚本監督すべてを手がけて2003年に映画化。ドラマはフジテレビ「放送禁止」、「MMR」「木曜の怪談」など多数。現在放映中の「富豪刑事」(テレビ朝日毎週木曜9時~)も監督している。ドラマだけでなく、バラエティ「アンビリーバボー」(フジテレビ毎週木曜日19時57分~)にも携わっている。
ドラマ「横浜エイティーズ」は、auのEZチャンネル、スカイパーフェクトTVのHPにて、ダウンロード可能。
http://spbb.jp/top.html

8ミリフィルムに初めてふれたのは、中学生のときでした。ちょうどホームビデオが出てきたころですが、生意気にも「ビデオはダメだ、フィルムだ!」と言い放っていました。中学生のときは、編集はまったくなく、ただひたすら撮りっぱなしのもの。
高校に入ると映画製作部に所属したので、いくらか撮り方や、編集の仕方がわかってきました。このときはいろいろ撮りましたね。内容はそのころにはまっていたSFが多いです。当時好きだったのが星新一さんや筒井康隆さんのショートショートだったので、撮っていたものもSFチックなものが多かったです。今覚えているものは、当時はやった漫画「コブラ」の実写版(宇宙版「ルパン3世」みたいなもの)とかですね。これは、はたから見ていると、高校の廊下を、コブラと同じ格好をして走り回っているだけの映画ですが(笑)。もうひとつは人類が滅亡してしまうことをしでかしてしてしまった高校生の話。高校生がありんこを殺しているシーンばかりの話だったのですが、これはNHK主催の自主映画作品の評価で134本のうち、7位でした。5位以上がテレビで紹介されることになっていたので、とてもくやしかったです。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:08

私が中学生の終わりか、高校生になったころ、ちょうどビデオレンタルが普及してきました。今と違ってビデオ数も少なく、店も小さくて、延滞料金がやたら高かったという記憶があります。うっかりして一週間延滞したときに6000円も払う羽目になったこともありましたね。そのときは面白いかどうかではなく、これを観ている自分に酔っているようなところがあり、こむずかしい映画ばかり観ていました。ちょうどそのころ、寺山修司さんやルイス・ブニュエル氏が亡くなり、(1983年)追悼の意味をこめた映画祭がさまざまなところで開かれていました。それらはしっかり観にいって、友達とあの部分がよかった、なんてことを語り合うのが楽しかった時代です。同時に、ちゃんとミーハーなところもあって、大林宣彦監督の「時をかける少女」は初日に大阪の梅田東映に並んで観ました。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:08

いわゆる自分の原点とも言える作品は、なんといっても「犬神家の一族」です。(横溝正史の人気小説を基にしたサスペンス・ミステリー。名探偵・金田一耕助が得意の推理で事件を解決するシリーズ第1作。市川崑監督。金田一耕助役は石坂浩二。)この作品は自分にとってのバイブルのようなもので、今でも時々見返します。もう何十回と観ていますがそのたびに発見がありますね。この作品からでしょうか、映画が監督という人によって作られているということを認識しはじめました。気に入った作品があると、その監督の作品を探しては観ていました。そのころよく観ていたのは市川崑監督作品と、大林宣彦監督作品。「さみしんぼう」「転校生」どれもよかったですね。ノスタルジックで。ちょうどこのころから、高校の映画製作部で映画を撮り始めました。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:07

私の1980年代は15歳から25歳まで。ちょうど青春時代にあたります。監督という仕事をしているので「昔から映画が好きでしたか?」という質問をよくされますが、確かに子供のころから映画が好きでした。小学生のころまでは親に連れられて、中学生になるとひとりで映画を見に行くようになり、高校生になるとかなりマニアックなものを知った顔で観るようになりました。何回観ても同じところで寝てしまい、実は全部観ていないのに「あれいいよな」と言ってみたかった時期でした。そのころの作品で「去年マリアンバートで」というアラン・レネの作品があります。これは、意味が全く分からない不条理映画でやはり途中で寝てしまうのですが、何度も見たくなる不思議な作品でした。当時は理解できるわけもなく、ただ印象的だっただけなのですが、やっと最近になって全部観ました。今更ですがいい作品ですね、これは。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:07

「Dの遺伝子」~これも前回お話した「FLX」と同じく、ドキュメンタリー仕立てのドラマでした。これは企画としても面白いのですが、視聴者が本気でドキュメンタリーだと思い込んでしまうのが問題でした。そこでタレントを出演させることで、「あ、これはドラマなんだな」とわかるように作ったのがこの「Dの遺伝子」です。主人公が菅野美穂さんだったら誰もドキュメンタリーだとは思いませんからね。このとき、中山エミリさんが半年間「世にも不思議な物語」でのタモリさんの役にあたる、ストーリーテラーをつとめました。ここで「白い巨塔」で有名な和田行さんとご一緒していろいろ刺激を受けさせていただきました。この後、「奇跡体験!アンビリバボー」という番組の立ち上げに参加しました。世界の不思議話や、心霊体験などを取材し、ドキュメンタリー的な要素もあり、その再現ドラマもあり、かなり盛りだくさんな内容になっています。98年から続いていて、今は木曜日の19時57分からフジテレビ系列で現在も放映中です。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:05

「FLX」~これはドキュメンタリー風ドラマでした。現実ではなかった話を、ドキュメンタリー仕立てで楽しむというもの。このとき、題材として取り上げたのが、一つは、もし現代に必殺仕事人がいたら?というものでした。ある電話BOXに「100万でいやがらせ、200万でリンチ、500万で死をお約束します」という広告が出ていた、という設定で話が進みます。いったいそれはどんな仕事をしているのか取材していく。こんな話もありました。20年前、超能力者として騒がれたあの子供は今どうなったか探してみよう!というストーリー。どれも深夜枠にしてはかなりいい視聴率をとりましたが、視聴者が本気でドキュメンタリーだと勘違いしてしまい、局にはクレームも来るし困りました。もちろん何度も「これは作り話です」というアピールはしているのですが、作りがドキュメンタリーなので、気がつかずに思い込んでしまうのでしょう。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:05

この企画は名前のとおりですが、23区ごとの女の話をドラマにするもので、私は中央区と杉並区の担当でした。このときまだ新人だった山本太郎さんにも出てもらいました。当時からかっこよかったですね。「中央区の女」は、銀座の道に女性の占い師がいることから、主人公を占い師にしました。この銀座での撮影がちょっと問題でした。銀座の和光前の日産のショールームにたたみ2枚分くらいのスペースがあるので、そこを占いブースに改造しました。日産には了承がとれたのですが、道路の使用許可がおりません。銀座や新宿など、一般の方に迷惑がかかりそうなところは使用許可がおりにくいんですね。しかし我々はめげずに、なるべく道路からはみださないようにして撮影を続けていました。でも、そもそもがたたみ2枚分のスペースしかないので、道路と私有地のぎりぎりのところで上体をそらせ、変な体勢で撮っていました。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:05

今は「横浜エイティーズ」や「富豪刑事」をはじめ、TVドラマを監督することも多いですが、はじめの頃はドラマ以外のものもいろいろやりたいと思っていて、初監督作品はドキュメンタリーでした。フジテレビの深夜に放映された「ノンフィックス」というもので、当時話題になった宗教団体を取材しました。彼らはもうすぐ東京に大地震が来ると信じ、みんなに避難を呼びかけて率先してビラ配りをしている、かなり良心的な宗教団体でした。予定の日が近づくと富士山の下に彼らと一緒に集結し動向を見守りましたが、当たり前ですが地震は起こりません。カメラを向けたところ教祖さまはかなりお怒りでした。番組としてはここが一番撮りたかったところなので食い下がると、地震が起きなかったのは、パワーが政治の世界へ流れたのだ(ちょうどその頃、自民党政権が崩壊し、村山首相が誕生した)とか、取材を受けたから(つまり僕たちのせいで地震が来なかった)とか言われて、申し訳ないような、でも地震は起こらなかったわけでめでたくもあり、不思議な気分でしたが面白かったですね。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:04

携帯の小さな画面で、どのようして80年代を表現するか?ということが、「横浜80'S」で最も苦労した点でした。時代を表現するために、当時流行していた音楽や映画、漫画などは版権の問題で出すことは出来ませんでした。音楽も著作権の関係で有名な楽曲を使用する事は出来ません(DVD版では、その点は改善されるかもしれません。ご期待下さい)。そこで、まず登場人物たちの衣装にこだわりました。80年代のファッション雑誌を片っ端から集めて、当時の雰囲気のある衣装を徹底的に衣装さんに集めてもらったんです。あとは、当時のギャグをシナリオに取り入れることにしました。たとえば、アラレちゃんの「うん、ちゃっ」とか、「気持ちんよか~」「からすの勝手でしょ、カーカー」などは、完全に死語ですね。こういった古いギャグを交わすことで、お互いに80年代にタイムとリップしてほしいわけです。どのギャグがドラマに使われているか、是非ご覧になって確かめて下さい。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:03

私の映画の原点は「犬神家の一族」(横溝正史の人気小説を基にしたサスペンス・ミステリー。名探偵・金田一耕助が得意の推理で事件を解決するシリーズ第1作。市川崑監督。金田一耕助役は石坂浩二。)なのですが、この映画のすごいところは、必要なものが全部入っているということです。物語が進み、事件が少しずつ解決されていくスリル、何もかもが明らかになったときに浮かび上がってくる人間ドラマ、全てが素晴らしい。その中でこの映画がもっとも際だっている点が、演出のケレン味(歌舞伎用語で、俗受けをねらった演出)だと思います。私にとっては「観客をびっくりさせる」というのはものすごく大切な要素です。「犬神家の一族」はその点、さまざまな角度から驚かせてくれる。それは今でも色あせることもなく、見るたびに発見があり、自分自身映像作品を作るときも、常に「どうやったら観客は驚くか?」ということを心がけています。それは映画でもドラマでも今回の「富豪刑事」や「横浜80‘S」も同じですね。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:03

「横浜80'S」~ドラマを携帯で配信するというのは初めての試みでした。これは自分の好きなときにドラマが観られるという点で画期的ですし、非常に面白い仕事でした。ただ問題はいろいろありました。まずひとつは画面が小さいことです。カメラを引きすぎると人物が本当にゴマのような点になってしまい、雰囲気も出ないし、観ていて面白くありません。これはなるべく人物をアップにして撮ることにしました。アップを多用するとありきたりなので、人物以外の場面では、スクリーンセーバーにしたくなるくらい、引き絵をきれいに撮ることを心がけました。次はスピードに対応できない点も問題でした。画素数の問題で、たとえばディスコで踊っているシーンなどは、ダンスの動きの早さに画面がついていけません。これは俳優さんの動きをゆっくりすることで解決。このドラマは2分半と短いですし、ぜひ1話からご覧になってください。

ドラマ「横浜エイティーズ」は、auのEZチャンネル
スカイパーフェクトTVのHPにて、ダウンロード可能。

http://spbb.jp/top.html
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:03

この番組はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、世界中の不思議なうわさや、信じられない話を実際に取材して解明してしまおうというもので、フジテレビ毎週木曜日の19時57分から放映されています。取材した中に、義手の名探偵がいまし た。アメリカのエルパソに住むその名探偵は、世界中から依頼が殺到しているそうで、かなりの大富豪のようでした。とにかく広いお屋敷で、庭にはトラが8頭放し飼いにされています。なんでも世界中の悪者が夜忍び込んでくるのを防ぐため、番犬のようなものだそうです。でもトラですからね。うそ臭いでしょう。私もそう思ったのですが、本当なんですね、これが。日本にもエージェントがいるそうで、事件を解決した記事が新聞に掲載されたこともありました。さすが名探偵、取材中にも依頼が入ったとヘリで旅立ちました。
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# by eighties_007 | 2005-03-07 13:02

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